こんにちは!福岡市西区今宿の循環器内科・内科「アーバンハートクリニック」です。

眠っているときに呼吸が止まっていたよ…

家族やパートナーからこんな指摘をされたことありませんか?
そんな方は「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の可能性があり、放置していると重大な病気や命の危険にまでつながる恐れがあります。

 

前回は、「睡眠時無呼吸症候群とは」というお話でした。

今日は、検査から治療の流れをお話します。

 

 

ご家族から、いびきがひどい!息が止まっている!と指摘された方

 

まずは、お気軽に外来においでください。

診察にて、いびきや無呼吸の状態をお聞きします。

その後、SASの病気についての説明をしたのち、検査を予定していきます。

スクリーニング検査、簡易無呼吸検査(簡易ポリソムノグラフィー)

外来でできる検査は、検査器械をご自宅に郵送します。

ご自身で1晩装着していただき、器械を送り返してください。

呼吸を感知するチューブを鼻につけて、指先に体の酸素濃度を測定する器械を付けるだけで、簡便です。

解析ののち、データが当院に送られてきます。

精密検査(フルポリソムノグラフィー)

簡易検査にて、無呼吸や低呼吸が一定以上の基準を超えた場合は、精密検査を行います。

この検査は、脳波、心電図、筋電図、胸部と腹部の動きセンサーなどを装着するため、ご自身ではできません。

病院での検査では、入院扱いになり、ある程度の検査費用が必要になります。

当院では、クリニック内での外来検査になりますので、それほど費用はかかりません。

検査日の21時にクリニックに来ていただき、検査機器を装着、8時間の検査が終了すれば次の日の朝6時には検査終了です。

 

お仕事帰りでも検査は可能ですし、検査終了後ご自宅へご帰宅されてからお仕事に行くことも可能です。

 

検査結果でSASと診断されたら・・・

AHI(無呼吸低呼吸指数:1時間当たりの無呼吸や低呼吸の回数)が高いとき

簡易検査にてAHIが40以上、

もしくは、

精密検査にてAHIが20以上のときは、

保険での治療が可能になります。

CPAP(持続陽圧呼吸療法)治療

CPAP治療とは、CPAP装置からホース、マスクを介して空気を気道に送り、常に圧力をかけて気道がふさがらないようにします。この治療により、睡眠中の無呼吸やいびきが減少し、症状の改善が期待されます。

その他の治療

口腔内装置による治療や手術による治療もあります。

また、生活習慣の改善もSASの軽減には役立ちます。

減量:肥満が原因の場合は効果があります。10%の体重減少でAHIが26%減少したというデータがあります。

横向きに寝る:重力の影響で仰向けは気道の閉塞が起きやすい体勢です。横向きになると症状が軽減する場合があります。

減酒:アルコールはのどの筋肉をゆるめる作用があるため、いびき、無呼吸を起こしやすくなります。深酒は避けましょう。

 

いびきや無呼吸を指摘されたら・・・

このような検査と治療の流れになります。

 

SASにはいろいろな症状や病気の原因になります。

治療をすることで交通事故の発生率が減少したり、糖尿病・高血圧が改善するデータが世界的に証明されています。

ハッピーライフサイクルを回すためには、病気を予防することが非常に大切です。

まずは、お気軽にご相談ください。

 

今回は、SASの検査と治療についてのお話でした。

 

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福岡市西区今宿のアーバンハートクリニック(循環器内科・内科・心臓リハビリテーション)
~風邪などの一般内科診療から、不整脈・狭心症・心不全・睡眠時無呼吸症候群などの専門的な疾患まで~

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